ファシリテーター研修

スバルトータルプランニングさんhttp://subaru-tp.com/ で、ファシリテーター研修を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

ファシリテーションとは?という基礎的なところから、4つのポイントを1つずつ、レクチャーではなく、80%はワークという、体験型、体感型で行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

笑いながら、動きながら、たくさんの対話と気付きが生まれた、とても心地良く空間でした。

いつもすてきな写真を撮ってくださるスバルの山田さん、今回もありがとうございました。

いっぷくフラミンゴ

5月から半年間、インターネットラジオに出演していました。

ソラトニワ梅田というラジオ局で、訪問看護師の夏山さんと2人で毎週土曜日12時から、「いっぷくフラミンゴ」という番組を担当させていただきました。

そして、毎週日曜14時からは、「Dr-Ryo-Tのカラダデザインラジオ」という番組のアシスタントをしていました。

メディアの世界は初めてでしたが、プロデューサーさんも音声さんも、スタッフの方みなさん、情熱とプライドを持って仕事をされている、とてもすてきな方たちでした。

この度、リニューアルのため、一旦プログラムを終了することになりました。

たくさんのゲストの方に出演いただき、なんだか部活みたいで、本当に楽しいお仕事をさせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

またパワーアップして再開する予定です。

みなさん、お楽しみに☆

開催報告/第94回研究会「病院完結型医療から地域完結型医療をめざす「ふくやま病院」の取り組み(現地見学会)」

10月28日(土)、第94回病院経営研究会を開催しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は見学会ということで、明石市西新町にある「ふくやま病院」さんへ病院見学をさせていただきました。

参加型コミュニティデザイン ~わからないから聞いてみよう~

ふくやま病院さんは消化器系の治療を中心とした内科・外科・整形外科のある病院です。

一般病床と緩和ケア病床、地域包括ケア病床、それに介護療養病床の合わせて105床の病床があります。

2016年に西明石から現在の場所に移転されました。
移転した場所は、距離にするとわずかですが、それでも地域性も住民の層も違います。

新病院設立に伴い、考えたことは「地域から何を求められているか?」ということ。

病院の出した答えは、「わからない」でした。

「わからない」ことの自信はあった、と理事長先生はおっしゃられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わからないから聞いてみよう」ということで、まずは院内で「病院のあるべき姿は?」という会議を行ったそうです。

新しい病院をどういう病院にしていきたいか、働く場所をどんな場所にしていきたいか、一緒に働いている職員さんのリアルな意見を取り入れて、病院づくりを行いました。

その次に地域で会議を行って、地域のみなさんの声からも新病院の構想を創り上げられたそうです。

わからないから聞いてみる、聞いてみたら様々なアイデアと意見を見つけることができた…。
職員も地域住民もみんなが参加した病院づくりのプロセスをお聞きすることができました。

待合室に本があること

ふくやま病院さんの外来待合室にはテレビがありません。

その代わりに外来にも病棟にも、たくさんの本があります。

この本はクラウドファンディングやSNSを活用して集めたものだそうです。

「あなたの本棚」のような名目で、本棚の一角を個人のものにする。そこにオススメの本を置く。

そうすると、「自分の本はどうなってるかな?」と、ふと立ち寄ってくれる場所になる。

それがきっかけとなって関わりが生まれる。

そうやって、病院と地域のつながりがどんどん広がっていくそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

職員室のような場所 ~医局+(プラス)~

どの病院でも、医局は医師のためだけのものです。医局に入るのは少し緊張します。

ふくやま病院さんの医局は、医師だけではなく、看護部長や診療部長、院内の各職種の長が集う、職員室のようなかたちになっています。

その名も医局+(いきょくプラス)。

 

 

 

 

 

 

 

 

医局に入る、という心理的なハードルを下げて、職員さんが相談に来やすいように、みんなが気軽に入って来れるような、そんなデザインになっているそうです。

みんなが同じ部屋で過ごすことで、ちょっとした雑談がプチカンファレンスに発展するなど、些細なことから大切なことまで、密なコミュニケーションが取れるようになったとのことです。

バックアップ連携 ~早期から切れ目のない緩和ケア~

ふくやま病院さんは緩和ケアに力を入れられています。

一般的に、ガンの診断を受けた患者さんは、急性期病院で抗がん剤や放射線などの治療を受けます。

ガンが進行し、治療法が無くなった時点で、BSC(Best Supportive Care)を行う医療機関に移ることが多いのですが、この流れだと患者さんには大きな不安感がつきまといます。

「治療がなくなったら病院に行けなくなる…」そんな不安を無くし、患者さんと治療の経過を共有し、治療も生活も安心して送る体制を整えるために、バックアップ連携という体制を整えていらっしゃるそうです。

がんセンターなどと協力し積極的治療を早期から開始し、切れ目のない医療で、患者さんの生活を支える緩和医療を提供されていらっしゃいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光の空間 

ふくやま病院さんは、新病院設立にあたり、山崎亮さんが代表をつとめるStudio-Lさんとともに、コミュニティデザインから病院の設計を考えられたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たくさんの光を取り入れた開放的な空間や落ち着いた風合いのファーニチャー、地域の人たちが自由に使えるようなコミュニティスペースなど、病院らしくない心地よい場を感じることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地域の子どもたちが描いた海の黒板と山の黒板。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あちこちに地域の人たちの参加の足あとを見ることができます。

また来てねといえる病院を目指して

11月1日で、移転から1年を迎えられるそうです。

新しい病院づくりとしてスタートし、さまざまな発信をされた1年。

「また来てね」と言える病院を目指して、これからはより一層地域に根ざした医療、病院として進まれるとのことでした。

とても静かで穏やかに、けれどたくさんの熱い思いを込めて、長い時間お話をいただきました。
参加者全員が、新しい視点や考えを自院や職場につなげていくためのとてもよいきっかけになりました
譜久山理事長先生、院長先生、そして在宅医療部長の桐野さん、本当にありがとうございました。

 

開催報告/第93回研究会「病院経営に必要なマネージャーの役割とは~ABDでまなぶ、ミンツバーグ著『マネージャーの仕事』~」

9月29日(金)、第93回病院経営研究会を開催しました。

今回の会場は大阪・本町にあるフューチャーファシリテーションカフェ。
ビルの屋上がお庭になっている、心地よいコミュニティスペースです。

今回は「病院経営に必要なマネージャーの役割とは」ということをテーマに、ABDという新しい対話の手法を使って、ヘンリー・ミンツバーグの有名な著書、『マネージャーの仕事』を使って、マネジメントについての読書会を行いました。

ABDとは、Active Book Dialogue(アクティブ・ブック・ダイアログ)という、新しい対話型の学びの手法です。
1冊の本を分担して読み、要約し、それぞれが担当パートをプレゼン発表していきます。
読んだ内容から感じた疑問や気づきをベースに問いを立て、対話をしていきます。
( ABD協会:http://www.abd-abd.com/

1人では読みきれない難解な本や古典を、複数で読み合い、インプットとアウトプットを同時に行うことで記憶に定着させていきます。

 

みなさん黙々と、真剣に読んでまとめていただいています。

要約が終わったあと、まとめたものを貼り出して、それぞれが担当したパートについてプレゼンしていきます。

その後、疑問に思ったこと、深めたいこと、みんなに聞いてみたいことなどについて、「問い」を立て、それについて対話をしていきます。

「マネージャーは情報の流れの中心にいるのか?」「情報は正確でもこまぎれな外的理由で変化するとは?」
「病院の中でマネジャーはどの役職から?」「意思決定はその通りに履行されるのか?」
「少人数部署のマネージャーの必要性とは?」…etc さまざまな問いが立てられました。

そんな中、対話の中心になった問いは、「結局、マネージャーは何をすればいいの?」。
本に書かれていた、たくさんのマネージャーの役割。
名書と言われるものの中から全員が読み取れたことは、マネージャーの役割の大変さでした。

時間的に十分ではありませんでしたが、その分濃い対話が生まれ、笑いを交えながらマネージャーの未来について語らうことができました。
多くの参加者から「本をちゃんと読んでみたくなった」という感想もあり、初回の読書会として、とても充実した時間になりました。

また、このようなかたちでの読書会を開催していく予定です。
ぜひご参加ください。

9月29日開催 第93回研究会「病院経営に必要なマネージャーの役割とは」 ~ABDでまなぶ、ミンツバーグ著『マネージャーの仕事』~

みなさんこんにちは。
2017年9月29日(金)に第93回病院経営研究会を開催します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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[テーマ]

『病院経営に必要なマネージャーの役割とは」 
  ~ABDでまなぶ、ミンツバーグ著『マネージャーの仕事』
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[講 師]:丸谷 香氏(ファシリテーター・精神保健福祉士)

[日 時]:2017年9月29日(金) 14:00~16:00

[場 所]:大阪市西区西本町1丁目8-2 三晃ビル902
     フューチャーファシリ―ションカフェ
     https://www.futurefacilitation.net/

[参加費]:2,000円 定員:10名 要申込 (学生無料)

[申 込]:下記URLサイトの申込みフォームから申込みしてください
      https://pro.form-mailer.jp/fms/331409e3125417

「マネージャーって何をする人ですか?」「毎日仕事に追われているけど、管理者の仕事ってこれでいいの?」
「自分のやっていることって正しいのかな?」…。

図らずも管理職になった多くの人たちの頭の中には、日々こんな質問がめぐっているのではないでしょうか。

本来、管理職の仕事は何なのか?マネージャーとは何をするべき人なのか?
それを学ぶ機会もないまま、プレイングマネージャーとして日々の業務に忙殺されて、
肩書だけが独り歩きして指示と判断を求められ、責任を負うことになる。
自分自身の役割や働き方に納得できないまま時間が経過してしまう。
そういう状況にある管理職の方も多いのではないでしょうか。

今回は、ヘンリー・ミンツバーグ著『マネージャーの仕事』という本を題材に、
ABDという新しい手法を使って、管理職の仕事と役割を学んでいきます。

※ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ)は、
オリジナル開発された、新しい参加型読書会の手法です。
プロセスとしては、対象とする本を参加者で分担、一定時間(30~45分程度)で各自、B5用紙6枚程度にまとめます。
それを、壁一面に張り出して、プレゼンを行い、全体のコンテンツを共有します。
可視化された内容のまとめを眺めながら、各自から出した問(とい)をベースに、対話を行います。

事前に本を読んでくる必要はなく、2時間程度で、一冊もしくは、セレクトした重要な部分を終えることができます。
参加者自身が、著者の原文に直接触れることができ、要約してプレゼンすることで、自らの理解に落とし込むことができます。

講師・参加者という垣根を作らず、参加する全員で学びや気づきを共有し、
明日からの活力を生み出す場になればと考えています。
ファシリテーターは、病院・福祉系に特化したチームビルディングの専門家である丸谷香が担当します。

PDF案内文:http://byouinkeiei.jp/hmken/hmken20170929.pdf

講 師]:丸谷 香氏(ファシリテーター・精神保健福祉士)

[日 時]:2017年9月29日(金) 14:00~16:00

[場 所]:大阪市西区西本町1丁目8-2 三晃ビル902
     フューチャーファシリ―ションカフェ
     https://www.futurefacilitation.net/

[参加費]:2,000円 定員:10名 要申込 (学生無料)

[申 込]:下記URLサイトの申込みフォームから申込みしてください
      https://pro.form-mailer.jp/fms/331409e3125417

======申込要領=========

●お申込みにあたってのお願い
 折り返しメールにて受講票をご本人様宛てにお送りします。
 お申込み後、3日以内にお手元に届かない場合はご一報ください。
(受講証は当日ご持参ください。)
※キャンセルされる場合は、開催前日までにお申し出ください。

 お申込みは下記のURLのフォームから登録ください。
 申し込みフォーム https://pro.form-mailer.jp/fms/331409e3125417

 PDF案内文 http://byouinkeiei.jp/hmken/hmken20170929.pdf

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人生の整理をしませんか?~生前整理の大切さ~

8月18日(金)サービス付き高齢者向け住宅トートイス京都桂川の地域交流サロンで「生前整理」をテーマにしたセミナーが開催されました。

 

あたたかな気持ちをお返しするために

今回、セミナーの講師を担当していただいたのは、京都で約20年間、ハウスクリーニング・家事代行事業の会社を経営されている紺村妙子氏です。

紺村氏は離婚を機にハウスクリーニング、家事代行事業を立ち上げられました。
仕事と子育てを両立していく中でたくさんの人から、数えられないくらいの温かい気持ちをいただき、その思いに応えるために、この事業を今まで継続してこられました。

ハウスクリーニングの仕事を行う中で、お客様から「年をとって掃除がおっくうになった」「片付けをする体力がなくなった」という声を多く聞くようになったとのことです。

そして、そんな声と並行して、高齢の方の成年後見人をされている司法書士さんたちから、遺品整理を依頼されることも多くなりました。
遺品整理はとにかく片付けることが大前提。故人の思い出も大切な物も、すべてが廃棄の対象になります。

生前整理は生きることを考えること

第三者にすべてを処分されてしまう遺品整理とは異なり、生前整理は自分自身で、自らの過去を整理することができます。

生前整理は目に見える物に留まりません。

やりたくてできていなかったこと、行きたくて行けていなかったところ、言いたくて口に出せなかった言葉、
思い返すと我慢していた気持ち…、ずっと触れずに背けていた人間関係の縺れ…

生前整理をするということは、自分の人生を振り返ること、叶えたかった自分に折り合いをつけること、
そして、自分の過去をきちんと見つめることで、また前を向いてこれからの人生に向き合うことなのだと、紺村氏は話されました。

物が無い時代に生きた人たちの思いを

「断捨離」という言葉が流行っているように、「整理」と聞くと、とにかく捨ててスッキリすればよいとも思いがちです。
しかし、紺村氏は、「生前整理はその人の人生を見ることだ」と言われます。

その人が大切にしてきたもの、その人が関わってきた社会、
整理をしていく中でその人の人生のかけらが垣間見えるとのことでした。

今、整理を依頼される高齢の方々が生きた時代。

戦中戦後と、食べるものも着るものも、ましてや贅沢品などというものがなかった時代。
そんな時代をはじまりとしてきた人たちが、たどり着き、やっと手にしたものを手放したくない
気持ち、大切に思う心。

生前整理は「捨てる」ことが目的ではなく、その人の生き方に合わせた、その人の人生の「整理」が目的であること、
その人の人生に尊敬の念を持って対応しないことには、整理を行うことはできないとのことでした。

 

自分のことは自分でしか整理できない

紺村氏は、「整理は、ものに秘められた思い出に寄り添うこと、家族の絆を今一度見つめ直すこと」だと言われました。
何をどう整理するのか、何に折り合いをつけていくのか、その決断は自分にしかできません。
生前整理は、悔いのない人生を送るためのとても大切なプロセスの1つなのだということでしょう。

そして、整理をしながら、1対1で向き合って、その人の人生に触れていく…。
人生の終末期に関わる、医療とも介護ともちがう、けれどもとても必要で、専門的な関わりが求められる役割。

紺村氏の仕事は、1つのハウスクリーニングにとどまらず、これからの地域包括ケアの輪の中で、幅広く求められることになるでしょう。

短い時間の中で、実際の経験をもとにしたたくさんの事例を紹介していただきました。
終了後も、参加者のみなさんからたくさんの質問があがり、和気あいあいとした時間を過ごすことができました。

いっぷくフラミンゴ

 

 

 

 

 

 

 

少し前から、インターネットラジオのパーソナリティをしています。

最初の投稿から、しばらくお知らせをしておりませんでしたが、気長に続けており、どうやらリスナーの方も増えて好調のようです。
みなさまありがとうございます。

まだ、ポッドキャストにできていませんが、Youtubeにアップしているものもあるので、お知らせまでに…。

いっぷくフラミンゴ https://www.youtube.com/watch?v=_rgT3of4448&t=1210s

ちなみに、ラジオサイトはこちらです。
ソラトニワ梅田 http://www.soraxniwa.com/radio/4b04bf4d4563

 

良かったら、お聞きください(^_^)

通所介護事業所の見学に行ってきました

病院経営研究会で行っている見学事業。
今回は堺市にある『デイサービス絆』さんを見学させていただきました。

デイサービス絆さんは3年前に堺市の住宅街の中にオープンされました。
30名の定員がすぐにいっぱいになり、現在は稼働率100%で運営されているとのことです。
利用希望者が多いため、今年の4月に2つ目の事業所をオープン。
開設から半月程度で定員がいっぱいになったという超人気のデイサービスです。

絆さんの理念は
「元気いっぱいのスタッフが、理想の介護を全力で目指し、利用者の皆様に楽しく充実した絆の一日を提供する」こと。

今回の見学では「絆の一日」を見せていただきました。

 

1つでも多くの感情を持ってもらう

入ってすぐに聞こえてきたのは、スタッフさんと利用者さんの大きな声でした。

私たちが入ると、みなさんが一斉に入り口を向いて、「おいでやす~!」と大きな声で歓迎してくださいました。
京都から見学者が来るということで、京ことばでお出迎えしてくださいました。

ゆっくりするのは家でもできること、デイサービスに来ているからこそ得られる体験をしてもらう、
デイサービスに来ているからこそ感じられることをより多く提供する、という考えが、絆さんのベースにあります。

「デイサービス絆にいる間、1つでも多くの感情を利用者さんに持ってもらう」

というコンセプトのもとに、日々のプログラムが提供されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日常の一つ一つを特別に

絆さんには特別な機器や華美な設備はありません。
特別な講師を招いてプログラムが作られているわけではありません。

絆さんでされているのは、いつもある風景や日々の出来事を取り上げて、みんなで楽しく話し合うこと。

見学時のレクリエーションでは、
「今日のお昼ご飯に使われてた野菜は?」「どんな料理法?どんな味付けだった?」
「動物の種類をあげていこう!」「人気の動物ランキングをあててみよう!」
「パンダの耳は黒か白か?」

利用者さんの日々の出来事、ニュースで話題になっていること、季節の行事…etc

スタッフが前に立って、そういう些細な日常を取り上げ、全体をファシリテートしていきます。
利用者さん一人一人に声をかけ、発言をうながし、興味を引き立てていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタッフの一体感

レクリエーションの進行役は持ち回りでされているようです。
けれども、スタッフのみなさんも、前に立つことに長けている人ばかりではありません。

前に立つことが得意ではない人の当番の日は、周りのスタッフがサポート的に声をかけます。
1人が声をかけたら全員がその言葉をひろって盛り上げます。

利用者さんの小さな一言も必ず反応し、大きな意見として丁寧に対応します。

進行役だけでなく、周りのスタッフが一体となって、利用者さんを巻き込んで、レクリエーションの場を創り上げていかれていました。

スタッフの皆さんは、1日が終わるとクタクタになると言われていました。

絆さんは、デイサービスという雰囲気ではなく、まるで1つのアクティビティを見ているようでした。
毎日毎日がイベントで、利用者さんに楽しんでもらうために真剣に向き合ってエネルギーをあげていく。
スタッフの方々の熱量の高さが利用者さんにも伝わって、ともにモチベーションがあがっていく。

レクリエーションの時間に出されているエネルギーと些細な動きも見逃さない観察力をみていると、それも納得です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また来たくなる場所

特に印象的だったのは、利用者さんの表情です。
要介護度が比較的高く、認知症で徘徊や感情の起伏が激しい方も多く受け入れているということですが、
誰1人、ウトウトと眠ることなく、みなさんとても穏やかで、大きな声で笑っておられました。

「がんばる」ことや「行かなあかん」ことではなくて、
とても気楽なんだけれど、すごく刺激的で、心が湧き立ってくる、なぜかとても居心地の良い場所。

「デイサービス」という場所ではなく、「また明日も絆さんのあの場に行きたいな」・・・。
絆さんで提供されていたのは、そんな独特の場所でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

デイサービスの在り方が注目されて、講演依頼や全国からの見学希望が多く、
一時期は2日に1回は見学者がいるような状況になってしまい、
認知症の利用者さんが落ち着かれなくなることもあったので、
現在は見学をすべてストップされているそうです。

そんな中で、特別に今回の見学を受け入れていただきました。

お金をかけて特別な何かを入れるわけではなく、
普段の何気ないこと、日々の出来事を特別でおもしろいものに変えていく。

見せていただいた「絆の1日」は、スタッフのみなさんと利用者さんが一緒に創る、特別な日常でした。

 

見学を受け入れていただいたスタッフのみなさま、代表取締役の山本様、
ご紹介していただきました ゆとりぽっとの上野様、貴重なお時間をいただき、どうもありがとうございました。

 

開催報告/第91回研究会「医療・健康で地域をつなぐ~地域医療構想における『健康な暮らし』とは~

5月はじめからとても忙しく、ホームページを更新するのが後回しになっていました(^_^;)

気づくともう7月終わり。

昨日、事務局をしている病院経営研究会で定例会が行われました。

今回は「医療・健康で地域をつなぐ~地域医療構想における『健康な暮らし』とは」というテーマで、大阪産業大学スポーツ健康学部佐藤真治教授をお招きし、お話をいただきました。

キーワードは「社会参加」

地域における予防医療について、先生が行われている放送大学で渡嘉敷奈緒美衆議院議員をお招きしたときのお話を例にあげられました。

渡嘉敷議員は、予防医療の第1ステージとして、「誰もが同じように同じサービスを受けることができる」ことをあげ、第2ステージとして、「個人の満足度を高めていくサービスを提供する」ことをあげられています。
日本は今、第2ステージを迎えています。
地域包括ケアの最終ゴールは地域ではなく個人です。個人に合わせたサービスを提供していくために、地域という生活に密着した単位で個人のニーズを捉えていくこと、それを実現させていくことが地域包括ケアの根幹であるとのことでした。

また、地域において医療と健康をつなげていくためには、市民一人一人が地域の健康課題を自らが考えて実現させていく仕組みづくりが必要だとのことでした。自分と地域がどうつながっていくのかを自ら考えていく、それが社会参加の第一歩です。
その社会参加を促進させるための大きなポイントは、少しの金銭的報酬と「ありがとう」の言葉かけです。
ありがとうと言ってもらえる仕組みづくり、ありがとうが行き交う地域づくりが予防医療の基盤になっていきます。

「歩くこと」から生まれるつながり

さらに、予防医療の分野で先生が深く関わっていらっしゃる豊岡市の例もご紹介頂きました。

豊岡市は、「市にとってもっとも重要な財産は市民の健康である」という考えから、「歩いて暮らすまちづくり」条例を策定しています。
「歩くこと」を単なる運動という位置づけではなく、人とつながりを作るツールだと捉え、総合的な予防の取り組みを行っているとのことでした。
「健康」は自分ごと、という考え方から、歩くことをはじめとした健康づくりを行政に任せる、つまり他人ごとではなく、自らの責任である覚悟を持たせるために、「歩いてもらう」「歩かせる」ではなく「歩いて暮らす」という表現を使われています。
さらに、室内で行う健康教室ではなく、「美しい景色があれば自然と歩く意欲が湧いてくる」という考え方から、景観整備をはじめとするまちづくり計画と健康政策を合体して捉え、予防医療を促進しているとのことでした。

歩くことの広がり

前事例から、佐藤先生は、「歩く」ことは健康増進にとどまらないと言われています。
歩く人が増えるということは、家に引きこもっている人が外に出るということです。外に出る人が増えていけば社会全体がアクティブになる、社会がより一層アクティブになれば、予防医療、健康増進で地域をつなげていくことができるとの見解を示されました。

2つ目のキーワード、「コミュニティ」

後半は講演いただいた内容をふまえて、「病院が人や社会をアクティベートする方法を考えよう」というテーマでグループワークを行いました。
病院の一部を開放してはどうか?カフェのようなイベントを行ってはどうか?病院側がコミュニティのイベントにもっと参加していくべきなんじゃないか…etc とても具体的で現実的で活発な意見交換が行われました。ここで、全グループが共通して出していたキーワードは「コミュニティ」
小さなコミュニティをつなげていくこと、そのつながりで地域がアクティブになっていくのではないかという共通の認識を持つことができました。

今回ご公演いただいた佐藤先生の専門は運動生理学です。
しかし、専門分野にとどまらず、現在は行動療法や地域医療連携など、さまざまなシーンで活躍されていらっしゃいます。先生はご自身で、明確なバックグラウンドがないからこそ、枠にとらわれることなく地域で自由な活動をすることができる と言われていました。
職種や役割にとらわれることなく、その枠を1つ超える行動、つながりの持ち方が、コミュニティをアクティベートする大きなポイントなのかもしれません。

たくさんの対話が行われた、とても意義深い貴重な時間となりました。

July Accessibility Calendar

 
 
 
あっという間に6月が終わりました。
 
恒例のAccessibility Calendar です。
 
7月 「自転車」
 
そこは、誰かの道かもしれません。
 
初めて自転車に乗った日から、
 
自転車に乗るために気を付けることはたくさんあっても、
 
自転車を停めるために気を付けることは、
 
限られているような気がします。
 
ほら、少しの気づきで、
 
バリアが、ひとつ、減った
 
確かに、私は、「自転車を停めるために」気を付けたことはあまりありません。
 
こういった少しの言葉で、気づくことはたくさんあります。
 
そして、少しの言葉で減っていくバリアも、きっとたくさんあります。