「よどまちステーション」施設見学

4月18日、大阪市東淀川区にある「よどまちステーション」へ見学へ行ってきました

よどまちステーションは、訪問看護ステーション、ケアプランセンター、まちの保健室や地域交流カフエ、そして住宅が一緒になった総合的な場所、まさに「地域のステーション」。

病院から地域に出ていく先進事例として、病院ではできない、保険外のことを行っている場です。

運営しているのは「よどきり医療とかいごのまちづくり株式会社」。
宗教法人在日本南プレスビテリアンミッションと、地域ヘルスケア産業支援ファンド投資事業有限責任組合の共同出資で設立、運営されている会社です。

よどまちステーションの2階はホスピス型賃貸住宅「かんご庵」です。

 ここには、がんや神経難病、老衰など、さまざまな疾患で看護やケアが必要な、予後3ヶ月~1年程度の方々が入居されています。

かんご庵は、制度にのらない一般の賃貸住宅です。制度外だからこそ、枠にとらわれない自由な発想で、本当に必要なケアを提供することができるということでした。

居室は6部屋。

1号室は「憩い」、2号室は「虹」、3号室は「燦」、4号室は「幸せ」、5号室は「慈しみ」、6号室は「睦まじい」。

1,2,と番号ではなく、一つ一つ、温かみのある名前がつけられています。

1階には「よどきり訪問看護ステーション」と「よどきりケアプランセンター」があります。

 

訪問看護ステーションでは、看護師さん20名で、約250名の地域の利用者さんを看られています。

ケアプランセンターには、5名のケアマネージャーさんがフル稼働でケアマネジメントを行っています。

この日も活発なミーティングが行われていました。

きれいなエントランスを入ったところは「よどまち保健室」。
脳年齢や血管年齢、血圧計などのたくさんの測定器が置かれているほか、保健師さんの健康相談も行われています。

テラスに面した場所にある「よどまちカフェ」は、地域のみなさんに開放されていて、健康体操や幼児教室、ぬりえクラブや昭和歌謡曲のレコード試聴会など、毎日さまざまなプログラムが行われています。

見学にうかがった日は、がんカフェという、がん患者さんのピアサポートの会が行われていました。

よどまちカフェには、まちライブラリーもあります。

自分の大切な本を持ち寄って、人と人とのつながりをつくる小さな図書館。こんなかたちでもつながりを生み出す仕組みを取り入れられていました。

東淀川区は古くから住む高齢者も、新しい子育て世代も、一人暮らしの人も、多様な世代が住んでいて、いろんなかたちの暮らしかたがみられる地域です。

よどまちステーションは、高齢者だけ、がん患者だけ、と限定せずに、地域で暮らすみんなが元気になるための場所、特に目的がなくても、お茶を飲みながらずっとその場にいたくなるような、とてもオープンで心地よい空間空間でした。

よどまちステーションの中心となって活動されている取締役の美輪さん、この度はお忙しい中、ありがとうございました。

 

 

 

2018年度のスタートです

2018年4月2日、今日から新年度がスタートしました。

新入職員が入って、慌ただしい日々が始まる医療機関も多いことでしょう。

それとともに、同時改定された診療報酬・介護報酬の実施もスタートです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し前に、病院経営研究会で『平成30年度診療報酬改定セミナー』を開催いたしました。

医療機関で有名な雑誌、日経ヘルスケア編集より二羽はるな氏をお招きして、今回の診療報酬および介護報酬の改定ポイントを細かくご教示いただくとともに、2025年に向けた医療提供体制の方向性も伺いました。

入院料全般にかかる再編や統合、看取り医療や遠隔診療の拡充、チーム医療のさらなる推進など、さまざまな変化がおきる新年度となります。

みなさまの病院ではどのような体制をとられるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年度も、いろんなかたちで、医療機関・福祉施設に関わり、みなさまの一助になれるようがんばります。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15年の軌跡

あっという間に1月が終わってしまいました。早いものですね。

先日、とてもとても大切な友だちからプレゼントが届きました。

神様に選ばれた人、と、私が勝手に思っている大切な友だち。
その彼が、大切に大切に育んできた施設「アトリエブラヴォ」の画集。

笑顔も涙も挫折も賞賛も、いろんな思いがつまった彼の15年の軌跡をプレゼントしてくれました。

思えば、ここから業界が変わり始めました。
この幸せなお仕事でずっとつながっていることに喜びを感じつつ、その人が次は何をしでかしてくれるのかと期待もしています。

福祉に携わる人はぜひ一度見ていただきたい画集です。

2018年

あけましておめでとうございます。

2018年の始まりは、実家でお神酒を飲んでいました。

のんびりとしたお正月を過ごしたあとは、

お気に入りの場所で、2018年の計画を・・・。

2018年は、事業のかたちが新しくなって、
初めてのことがいろいろはじまりそうです。

みなさま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

障害者雇用セミナー企業交流会

少し前のことになりますが、11月の半ばに、

明石市障害者就労・生活支援センターあくとさん(http://www.meioukai.com/place/akuto/

主催の障害者雇用セミナーで講師兼ファシリテーターをさせていただきました。

障害者雇用をしている企業の方々を対象にしたセミナーで、明石市では初の試みということ。

セミナーは二部構成で、一部では講師として「障害者雇用とは」と、なんとも固くきっちりとしたお話をさせていただきました。

障害の概念、障害特性、障害者雇用の背景などなど…。

ちゃんとした、真面目なお話もできるんです(^_^)

 

 

 

 

 

 

 

第二部障害者雇用の事例を元にした対話型研修。

みなさんの対話が進むようにファシリテートさせていただきました。

「合理的配慮って何?」
「どこまでが配慮なの?わがままじゃないの?」
「障害者雇用、進めたいんだけど社員の理解が…」
「仕事するうえで求めたい事がいまいち伝わらなくて困ってます」
「障害特性ってなんだろう?」

などなど、たくさんのお話がでて、想像以上に盛り上がりました。

新しい対話のかたちがうまれたようで、参加者のみなさんにもとても喜んでいただけました。

春頃から企画しはじめ、夏、秋の季節とともに、ブラッシュアップして当日を迎えました。
一緒に進めてくださったあくとのみなさま、ありがとうございました。

開催報告:医っ福カフェ with病院経営研究会『地域包括ケアシステム時代に勝ち残る組織とは ~ABDでまなぶ、医療・社会福祉法人の経営変革~』

12月19日(火)久しぶりのいっぷくカフェを開催しました。

いっぷくカフェは「対話」を大きな目的にしています。

今回はグランフロントのオフィスタワーという、とても心地よい場所で、

医療・社会福祉法人の経営変革について、ABDを行いました。(ABDとは)

今回の本は

『地域包括ケアシステム時代に勝ち残る組織とは ~医療・社会福祉法人の経営変革~』

少人数で、一人一人の担当ページが多く、まとめるのが大変でしたが、

気になることや気づいたことを語る時間を多くとることができ、

とても深い対話をすることができました。

参加型で、たっぷりと語り合いができたため、参加者の方々からも満足のお声をいただきました。

また次回、別の本を使って、ABDを開催したいと思います。

ABDって何? 仕事に関する対話をしてみたい、新しい知識を得たい、などなど、
興味のある方はぜひご参加ください。

みなさま、今年も大変お世話になりました。

来るべき平成30年、病院経営研究会・いっぷくカフェは医療の大変革期も引き続きおもしろいテーマを取り上げていきたいと思っています。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

医っ福カフェ with病院経営研究会『地域包括ケアシステム時代に勝ち残る組織とは ~ABDでまなぶ、医療・社会福祉法人の経営変革~』

2017年12月19日(火)に開催する医っ福(いっぷく)カフェwith病院経営研究会のお知らせをいたします。

とってもお久しぶりのいっぷくカフェです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[テーマ]
『地域包括ケアシステム時代に勝ち残る組織とは』
  ~ABDでまなぶ、医療・社会福祉法人の経営変革~

[日 時]:2017年12月19日(火)13:00~16:00

[場 所]:グランフロント大阪 タワーA17階 PCA(株)会議室 
     大阪市北区大深町4-20 
     https://www.grandfront-osaka.jp/office/tower_a.html 

[参加費]: 2,000円  [定員]:10名

[申 込]:下記URLサイトの申込みフォームから申込みしてください
https://pro.form-mailer.jp/fms/331409e3125417

医療、社会福祉業界は、その業界全体が楮的な環境変化に遭遇しています。国家戦略として推進されている地域包括ケアシステムの導入、これは、新しい医療・福祉システムを構築するために、従来の仕組みや枠組みを根本的に変えることを目的としています。つまり、これまでの思考法や対処法ではこれからの環境変化に対応できないことを示しているのです。そのような状況の中で、どのような組織なら生き残ることができるのか?という「淘汰と生存」の考え方が益々色濃く現実的なものとなってきています。

第93回の研究会で好評だったABDという手法を使い、今回は『医療・社会福祉法人「経営戦略」の教科書』という本を題材に、これからの時代に勝ち残る医療・社会福祉法人とは?について学んでいきます。

※ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ)は、オリジナル開発された、新しい参加型読書会の手法です。

プロセスとしては、対象とする本を参加者で分担、一定時間(30~45分程度)で各自、B5用紙6枚程度にまとめます。それを、壁一面に張り出して、プレゼンを行い、全体のコンテンツを共有します。可視化された内容のまとめを眺めながら、各自から出した問(とい)をベースに、対話を行います。事前に本を読んでくる必要はなく、2~3時間程度で、1冊もしくは、セレクトした重要な部分を終えることができます。参加者自身が、著者の原文に直接触れることができ、要約してプレゼンすることで、自らの理解に落とし込むことができます。

======申込要領=========
●お申込みにあたってのお願い
 折り返しメールにて受講票をご本人様宛てにお送りします。
 お申込み後、3日以内にお手元に届かない場合はご一報ください。
(受講証は当日ご持参ください。)

※キャンセルされる場合は、開催前日までにお申し出ください。
 お申込みは下記のURLのフォームから登録ください。

 申し込みフォーム https://pro.form-mailer.jp/fms/331409e3125417

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ファシリテーター研修

スバルトータルプランニングさんhttp://subaru-tp.com/ で、ファシリテーター研修を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

ファシリテーションとは?という基礎的なところから、4つのポイントを1つずつ、レクチャーではなく、80%はワークという、体験型、体感型で行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

笑いながら、動きながら、たくさんの対話と気付きが生まれた、とても心地良く空間でした。

いつもすてきな写真を撮ってくださるスバルの山田さん、今回もありがとうございました。

いっぷくフラミンゴ

5月から半年間、インターネットラジオに出演していました。

ソラトニワ梅田というラジオ局で、訪問看護師の夏山さんと2人で毎週土曜日12時から、「いっぷくフラミンゴ」という番組を担当させていただきました。

そして、毎週日曜14時からは、「Dr-Ryo-Tのカラダデザインラジオ」という番組のアシスタントをしていました。

メディアの世界は初めてでしたが、プロデューサーさんも音声さんも、スタッフの方みなさん、情熱とプライドを持って仕事をされている、とてもすてきな方たちでした。

この度、リニューアルのため、一旦プログラムを終了することになりました。

たくさんのゲストの方に出演いただき、なんだか部活みたいで、本当に楽しいお仕事をさせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

またパワーアップして再開する予定です。

みなさん、お楽しみに☆

開催報告/第94回研究会「病院完結型医療から地域完結型医療をめざす「ふくやま病院」の取り組み(現地見学会)」

10月28日(土)、第94回病院経営研究会を開催しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は見学会ということで、明石市西新町にある「ふくやま病院」さんへ病院見学をさせていただきました。

参加型コミュニティデザイン ~わからないから聞いてみよう~

ふくやま病院さんは消化器系の治療を中心とした内科・外科・整形外科のある病院です。

一般病床と緩和ケア病床、地域包括ケア病床、それに介護療養病床の合わせて105床の病床があります。

2016年に西明石から現在の場所に移転されました。
移転した場所は、距離にするとわずかですが、それでも地域性も住民の層も違います。

新病院設立に伴い、考えたことは「地域から何を求められているか?」ということ。

病院の出した答えは、「わからない」でした。

「わからない」ことの自信はあった、と理事長先生はおっしゃられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わからないから聞いてみよう」ということで、まずは院内で「病院のあるべき姿は?」という会議を行ったそうです。

新しい病院をどういう病院にしていきたいか、働く場所をどんな場所にしていきたいか、一緒に働いている職員さんのリアルな意見を取り入れて、病院づくりを行いました。

その次に地域で会議を行って、地域のみなさんの声からも新病院の構想を創り上げられたそうです。

わからないから聞いてみる、聞いてみたら様々なアイデアと意見を見つけることができた…。
職員も地域住民もみんなが参加した病院づくりのプロセスをお聞きすることができました。

待合室に本があること

ふくやま病院さんの外来待合室にはテレビがありません。

その代わりに外来にも病棟にも、たくさんの本があります。

この本はクラウドファンディングやSNSを活用して集めたものだそうです。

「あなたの本棚」のような名目で、本棚の一角を個人のものにする。そこにオススメの本を置く。

そうすると、「自分の本はどうなってるかな?」と、ふと立ち寄ってくれる場所になる。

それがきっかけとなって関わりが生まれる。

そうやって、病院と地域のつながりがどんどん広がっていくそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

職員室のような場所 ~医局+(プラス)~

どの病院でも、医局は医師のためだけのものです。医局に入るのは少し緊張します。

ふくやま病院さんの医局は、医師だけではなく、看護部長や診療部長、院内の各職種の長が集う、職員室のようなかたちになっています。

その名も医局+(いきょくプラス)。

 

 

 

 

 

 

 

 

医局に入る、という心理的なハードルを下げて、職員さんが相談に来やすいように、みんなが気軽に入って来れるような、そんなデザインになっているそうです。

みんなが同じ部屋で過ごすことで、ちょっとした雑談がプチカンファレンスに発展するなど、些細なことから大切なことまで、密なコミュニケーションが取れるようになったとのことです。

バックアップ連携 ~早期から切れ目のない緩和ケア~

ふくやま病院さんは緩和ケアに力を入れられています。

一般的に、ガンの診断を受けた患者さんは、急性期病院で抗がん剤や放射線などの治療を受けます。

ガンが進行し、治療法が無くなった時点で、BSC(Best Supportive Care)を行う医療機関に移ることが多いのですが、この流れだと患者さんには大きな不安感がつきまといます。

「治療がなくなったら病院に行けなくなる…」そんな不安を無くし、患者さんと治療の経過を共有し、治療も生活も安心して送る体制を整えるために、バックアップ連携という体制を整えていらっしゃるそうです。

がんセンターなどと協力し積極的治療を早期から開始し、切れ目のない医療で、患者さんの生活を支える緩和医療を提供されていらっしゃいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光の空間 

ふくやま病院さんは、新病院設立にあたり、山崎亮さんが代表をつとめるStudio-Lさんとともに、コミュニティデザインから病院の設計を考えられたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たくさんの光を取り入れた開放的な空間や落ち着いた風合いのファーニチャー、地域の人たちが自由に使えるようなコミュニティスペースなど、病院らしくない心地よい場を感じることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地域の子どもたちが描いた海の黒板と山の黒板。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あちこちに地域の人たちの参加の足あとを見ることができます。

また来てねといえる病院を目指して

11月1日で、移転から1年を迎えられるそうです。

新しい病院づくりとしてスタートし、さまざまな発信をされた1年。

「また来てね」と言える病院を目指して、これからはより一層地域に根ざした医療、病院として進まれるとのことでした。

とても静かで穏やかに、けれどたくさんの熱い思いを込めて、長い時間お話をいただきました。
参加者全員が、新しい視点や考えを自院や職場につなげていくためのとてもよいきっかけになりました
譜久山理事長先生、院長先生、そして在宅医療部長の桐野さん、本当にありがとうございました。